種類
アッサム
アッサムの紅茶はインドの北部、アッサムでつくられており、アッサムの茶園のほとんどはブラマプトラ川のそばにあります。
アッサム地方には、800以上の茶園があるといわれており、アッサムは世界最大の紅茶の産地です。ダージリンよりも東に広がるアッサム平原にあり、世界有数の雨量の多い土地でもあります。
19世紀のはじめ頃に、英国人によって新種のお茶の木が発見されました。その後、インドの紅茶を代表する産地となっていったのだそうです。
アッサムの茶葉の特徴はCTC製法にあります。このCTC製法はアッサム紅茶のコクの部分を確実に抽出するのに向いているといわれており、茶葉が大きく、水色は濃い赤褐色です。
また、アッサムの紅茶は濃厚でコクのある風味と、明るい水色で知られています。
そして、甘くて果実のような味が特徴的。濃厚な味とコクを持ち、香りも芳醇であるため、ミルクティーに非常に適しています。また、ゴールデンティップが含まれているアッサムの紅茶には、独特の甘さが含まれています。
アッサムの茶葉は収穫の季節によってわけられます。
収穫期は4月から11月。ファーストフラッシュ(1番摘み)は4・5月で、ダージリンと同様に、アッサムとしての特徴は弱くなります。
6・7月のセカンドフラッシュ(2番摘み)は、アッサム特有の濃い味をもち、最良品とされているのだそうです。